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アーセナルの危機 宮市は救世主?「労働許可取得にふさわしい」  

[ 2011年8月13日 06:00 ]

 イングランドのプレミアリーグは13日に開幕する。今季はアーセナルのFW宮市亮(18)が日本人選手として6季ぶりに参戦。セスク・ファブレガスとナスリの主軸MFが移籍目前でチームが危機を迎える中、アーセン・ベンゲル監督(61)から大きな期待を寄せられており、目が離せない存在となりそうだ。

 中盤の左サイドでポジションが重なるフランス代表ナスリがマンチェスターC、司令塔セスク・ファブレガスはバルセロナへの移籍が合意目前。FWファンペルシーやMFウォルコットらも故障明けで万全ではなく、優勝争いの常連が近年で例がない苦境を迎えているが、宮市にとっては出場機会を得やすい状況だ。

 ナスリが移籍しても定位置確保にはロシア代表FWアルシャビンとの争いが待ち受ける。ただ、持ち前のスピードはリーグ屈指の快足ウォルコットが一目置くほど。セスクも「素晴らしい逸材。労働許可取得にふさわしい」と認め、ガーディアン紙も「20~25試合の出場が期待される」と報じている。

 「チームに貢献できれば。全力を尽くしたい」と繰り返してきた若きスピードスター。開幕早々に大きなインパクトを残す活躍ができれば、名門クラブの救世主となることも予想される。

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2011年8月13日のニュース