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失望と悔しさ 香川 因縁の相手倒す ドイツ専門誌ではベストイレブンに

[ 2011年8月11日 07:56 ]

<日本・韓国>前半、先制ゴールを決める香川
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キリンチャレンジ杯 日本3―0韓国

(8月10日 札幌ド)
 1月のアジア杯準決勝韓国戦で右足小指付け根を骨折したMF香川真司(22=ドルトムント)が前半35分の先制弾を含む2得点と大活躍した。
【試合結果】

 1月25日のアジア杯準決勝の韓国戦で右足小指の付け根を骨折。決勝前に無念の離脱を強いられ、ブンデスリーガ後半戦も棒に振った。それ以来の代表戦だったが、因縁の相手に借りを返した。

 離脱中は「失望と悔しい思いがあった」と言うが「プラス思考で乗り越えようと思った」と気持ちを切り替えた。日本では苦しいリハビリに時間を費やしながら、日頃は強化できない体幹や上半身のトレーニングにも力を入れた。その成果は、後半32分にDF車(チャ)ドゥリと競り合いボールを奪うなど守備にも表れた。

 復活を期して臨んだドイツでの2年目。地道な努力もあり、6日のリーグ開幕戦ハンブルガーSV戦ではゴールこそなかったものの本来のプレーを披露し、8日付の専門誌キッカーでは開幕週のベストイレブンに選出された。代表復帰戦の活躍にもつなげ「きょうは精神的にも余裕があった。落ち着いてボールを蹴れた」と振り返った。

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