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主将は涙で謝罪 サンプドリア“悪夢”の降格

[ 2011年5月17日 06:00 ]

<サンプドリア・パレルモ>降格が決まり、うなだれながらピッチを後にするサンプドリアイレブン

セリエA サンプドリア1―2パレルモ

(5月16日)
 セリエA第37節の8試合が15日に行われ、サンプドリアがパレルモに1―2で敗れて18位が確定し、8季ぶりの降格が決まった。昨季は4位で欧州CL予選出場権を獲得したが、今季は1月にアントニオ・カッサーノ(28)とジャンパオロ・パッツィーニ(26)のイタリア代表FWコンビを放出すると、後半戦で大失速。91年のリーグ初優勝から20年の節目に屈辱を味わった。
【日程&結果 順位表】

 怒りに満ちたファンが選手に罵声を浴びせた。残留の望みをつなぐには勝つしかなかった中、ホームで敗北。ただ一人観衆の前に出向いて頭を下げたMFパロンボ主将は、目を赤く腫らし「謝りたい。われわれは過ちを犯した」とうなだれた。

 何もかもが裏目に出た今季を象徴した。前半30分にFWポッツィがネットを揺らしたが、判定はオフサイド。オンサイドに見えた微妙な判定で好機を逃し、ロスタイムに先制された。後半5分に追いついたが、その後は空回り。42分にカウンターで失点すると、もはや反撃の余力はなかった。

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2011年5月17日のニュース