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C・ロナは怒り収まらず…レアルまた笛に泣く

[ 2011年5月5日 06:00 ]

<Rマドリード・バルセロナ>判定への不満を口にしたC・ロナウド

欧州CL準決勝第2戦 Rマドリード1―1バルセロナ

(5月4日)
 欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦の1試合が3日に行われ、逆転突破を狙ったレアル・マドリードはバルセロナと1―1で引き分け、2戦合計1―3で敗退した。後半2分に先制点が決まったかに思われたが、微妙な判定で認められず、クリスティアーノ・ロナウド(26)が審判を猛批判するなど来季以降も遺恨対決は避けられない事態となった。バルセロナは2季ぶりに決勝に進出し、28日の決勝で4度目の欧州制覇に挑む。
【決勝T日程と結果】

 歓喜に沸く敵地でC・ロナウドが吐き捨てた。

 「難しい試合だと分かっていたよ。名前をつけるなら“ミッション・インポッシブル4”。審判が勝利を望まなかった」

 18日間でバルセロナと4度戦う“クラシコ4番勝負”の最終戦は引き分けに終わり、2戦合計で敗退。過去3戦連続でレアルに下され、審判不信の原因となっていた退場判定こそなかったが、微妙な笛にまたも泣いた。

 後半2分にイグアインがネットを揺らしたが、C・ロナウドがイグアインを追っていたDFマスケラーノを倒したとしてシュート寸前に笛。背番号7は進路をふさいだDFピケに倒されたようにも見え「押された。ゴールは正当だ」と訴えた。

 先制なら2戦合計1―2で逆転の夢が膨らんだはずのゴール。しかし、逆に7分後に先制されて敗退が決定的となった。

 第1戦でもスロー映像で相手と接触がなかったように見えるDFペペが退場となって0―2の敗戦。モウリーニョ監督も退席処分となり、ベンチ入り禁止の第2戦は宿舎で観戦した。指揮官は審判批判で処分が検討されているが、この日はC・ロナウドが猛批判。「バルサが有利な判定を受けていることは誰でも知っている」「こんな状態が続くならバルサだけプレーさせればいい」「来年は(試合なしで)直接バルサに優勝杯を与えるべきだ」と語気を強めた。

 4番勝負は1勝2分け1敗と五分。優先順位が低いスペイン国王杯こそ制したが、国内リーグはV逸が決定的で悲願のCL制覇に失敗しては達成感はない。「バルサが俺たちを上回っていたとは思わない」と敗北を認めなかったエースだが、相手の守備を崩し切れず、レアル通算85戦目で初めてシュート0本という屈辱を味わったのも事実。来季は最高のパフォーマンスで判定に左右されない結果を出すしかない。

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2011年5月5日のニュース