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藤本PK弾でリベンジ 名古屋、決勝T進出決めた

[ 2011年5月4日 16:02 ]

<名古屋―杭州>後半32分、決勝のPKを決める名古屋・藤本(8)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグF組首位の名古屋は4日、ホームで杭州緑城(中国)に1―0で辛勝。通算3勝1分け1敗で勝ち点を10に積み上げ、11日の最終戦を残して決勝トーナメント進出を決めた。MF藤本のPKによる1点を守り切っての勝利を、ストイコビッチ監督は「次のラウンドに進むという目標が達成できた」と評価。開幕戦では0―2で完敗した相手を完封したGK楢崎は「同じ相手に2敗する訳にはいかない」とリベンジの喜びを語った。

 名古屋は序盤からボールを支配したが、左ふくらはぎを負傷したFWケネディの欠場が響き、前線へボールがつながらない。前半28分にはDF田中隼の右クロスにFW玉田が頭で合わせたが相手DFがクリア。同43分には再び田中隼のクロスにMF小川がヘッドで飛び込んだが、オフサイドと判定された。

 後半もストイコビッチ監督が「我慢する時間が続いた」と振り返ったように、12分に小川のヘディングシュートがポストを直撃するなど、もどかしい展開が続く。しかし同32分、途中出場のMF久場がPKをゲット。キッカーの藤本はやり直しとなったPKを冷静に左足で決め、負傷者続出で苦しいチームに大きな1勝をもたらした。

 11日の最終戦では1位突破を目指し、敵地でアルアインと対戦する。

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2011年5月4日のニュース