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ブーイングも何の!ルーニー決勝弾!マンU先勝

[ 2011年4月8日 06:00 ]

ゴールを決めて喜ぶマンチェスターUのルーニー

欧州CL準々決勝第1戦 マンチェスター・ユナイテッド1―0チェルシー

(4月6日)
 2試合が6日に行われ、08年決勝の再現となったイングランド対決はマンチェスター・ユナイテッドがアウェーでチェルシーに1―0で先勝した。国内リーグでの不適切発言で渦中のFWウェイン・ルーニー(25)が前半24分に決勝点。を上げた。第2戦は12日に行われる。
【決勝T日程と結果】

 試合を決めたのはルーニーだった。前半24分にゴール左からギグスの折り返しを受け、右ポストに当たって入る決勝点。マンチェスターUに価値ある勝利をもたらした。

 「素晴らしいパフォーマンス。運動量が多く、気迫に満ちていた。罵声を浴び、際どいタックルを受けたが、彼は立ち上がってプレーを続けた」

 ファーガソン監督はエースを絶賛した。2日の国内リーグ・ウェストハム戦でハットトリックを記録し、0―2からの逆転勝利を演出したが、3点目の直後にテレビカメラに暴言。「感情が高ぶって思わず口走った」と謝罪したが、強い批判にさらされて出場停止2試合の処分を通告された。

 この日はボールに触るたびにブーイングを浴びるなど敵意にさらされたが、不要なリアクションは避けてプレーに集中。圧倒的な運動量と献身的なプレーで攻守を支え、敵将アンチェロッティ監督も「ハードワークでいい働きを見せ、最高のゴールを決めた」と認めざるを得なかった。

 敵地スタンフォード・ブリッジでは02年以来11戦ぶりの勝利。3月1日の国内リーグでは敗戦後に主審の判定を批判した指揮官がベンチ入り禁止5試合の処分を受けた。この日は後半ロスタイムにエブラがあわやPKというプレーで相手選手を倒したが笛はなし。不満をためていたファーガソン監督は「たとえPKだったとしても、ここで有利な判定を得られるのは7年間で初めて。やましさはない」と強調した。

 シーズン序盤は女性問題や移籍志願などピッチ外の話題で目立ち、精彩を欠いていたルーニーも最近の公式戦8戦で7得点と上向き。背番号10がブーイングと批判を結果でねじ伏せ、マンUが4強進出を視界に捉えた。

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2011年4月8日のニュース