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死闘120分 ダメージ残した韓国 朴智星は「問題ない」

[ 2011年1月23日 15:51 ]

<韓国・イラン>延長前半、ユン・ビッカラムの先制ゴールを喜ぶ韓国代表のパク・チソン(右上)とチャ・ドゥリ(同左)

アジア杯準々決勝 韓国1―0イラン

(1月22日 カタール・ドーハ)
 韓国は一方的に攻めた前半に得点できず、延長戦にもつれ込む苦戦を招いた。朴智星は「厳しい試合に勝てたことは準決勝につながる」と前向きに話したが、日本と激突する準決勝へは相当なダメージを残した。

 前半は素早いプレスで相手に前を向かせず、連動性の高い速攻でゴールに迫った。1分、右クロスからゴール正面の朴智星に早くもシュートチャンス。これを逃した。24分にはイ・ヨンレが、45分にはチ・ドンウォンがともに枠のわずか外へ鋭いシュートを放った。

 しかし、驚異的な運動量も後半途中には落ちた。徐々に攻め込まれ、危うい場面が続いた。無失点に切り抜けたのは、焦ってシュートを打ち急ぐイランに助けられた面もあった。

 延長前半ロスタイム、後半途中に投入されて十分余力のあったユン・ビッカラムが持ち込んでミドルシュートを決めた。ずっとラストプレーの精度を欠いた攻撃陣が、やっとまともに枠内に飛ばした一発が入った。

 120分間を戦い抜いた疲労を、日本戦まで中2日の過密日程でどこまで回復できるか。代表100試合目ともなる朴智星は「精神的に準備すれば問題ない」と自らを奮い立たせるように言った。(共同)

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2011年1月23日のニュース