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攻撃に手応え得た安田 「味わったことのない雰囲気」に驚きも

[ 2011年1月23日 16:36 ]

オランダリーグ初出場で先発し、攻め込むフィテッセの安田(中央)

 【フィテッセ0―1ウィレムII】背番号16のユニホームに袖を通したDF安田理大が、念願だった欧州のピッチに立った。新天地のフィテッセでデビューを飾り、右サイドバックでフル出場。最下位ウィレムIIに0―1で敗れたが「第一歩を踏み出せてよかった」と充実感を漂わせた。

 「運動量が少なかった」という前半の反省を生かし、後半は得意の攻撃でボールに絡んだ。「パスも走りもスピードが速い。迫力も違う」とレベルの高さを肌で感じつつも「後半のようなプレーを続けていけばいける」とアウェーでの戦いで自信も得た。

 チームは下位に低迷し、日本では経験のない残留争いに身を置く。ハーフタイムに激しく意見をぶつけ合う監督や選手の姿に「今まで味わったことのない雰囲気」と新鮮な驚きもあった。

 ともに北京五輪を戦った本田圭や香川、長友、内田は欧州で実績を残し、アジア杯でも日本代表の主軸を担う。173センチ、65キロと小柄なDFも海外移籍を飛躍のステップにできるか。23歳の挑戦が始まった。(共同)

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2011年1月23日のニュース