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松井「朴智星が待ってる」直接対決で雪辱を果たす

[ 2010年10月11日 06:00 ]

槙野(左)のマークをかわしてパスを出す松井

 アルベルト・ザッケローニ監督(57)率いる日本代表は10日、因縁の韓国戦(12日、ソウルW杯スタジアム)に向けて敵地ソウル入りし、午後には北朝鮮との国境近くにあるパジュ市内で練習を行った。

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 練習では左ひざ痛で離脱していたMF松井大輔(29)が右FWで復帰。現在、対韓国は屈辱の2連敗中だが、松井が京都時代の同僚で親友のMF朴智星(マンチェスターU)との直接対決で雪辱を果たす。
 因縁の韓国戦を前に、松井が帰ってきた。敵地ソウルに乗り込んだザックジャパンは午後5時から、北朝鮮との軍事境界線、臨津江(イムジンガン)を望むピッチに場所を移し、練習を再開。戦術練習では左ひざ痛で離脱していたFW松井が右FWにカムバックした。「もう大丈夫。今年最後の試合だし、韓国はやりたかった相手」と気合を前面に押し出した。
 現在、対韓国戦は屈辱の2連敗中。3連敗、それも1年間でとなれば、日本サッカー史上初の屈辱となる。特に松井にとっての韓国戦は、00~02年京都時代の同僚でマンチェスターUのMF朴智星との親友対決でもある。前回5月の対戦では、ホームで0―2の惨敗。朴智星には「日本は以前より弱い」と酷評され、岡田前監督の進退問題が浮上した。負傷欠場だった松井にも、無念さしか残らなかった。
 だからこそ「朴が待ってる。あいさつはピッチの中でする。しっかり勝って帰りたい」と待望の親友対決にも勝負に徹する。事前に電話で「試合後に会おう」と言われたが、心を鬼にして丁重に断ったという。「アルゼンチンはサイドを自由にさせてくれたけど、韓国はそうはいかない」。南米の強豪よりも警戒を強め雪辱に燃えている。

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2010年10月11日のニュース