×

世界に見せつけろ!「極上の寿司」真価発揮の時

[ 2010年8月20日 06:00 ]

レバークーゼンとの開幕戦で先発濃厚なドルトムント・香川

 ブンデスリーガは20日に、バイエルンM―ボルフスブルク戦で開幕する。4季目を迎えるボルフスブルクの日本代表MF長谷部誠(26)に加えて、今季からMF香川真司(21=ドルトムント)と内田篤人(22=シャルケ)が参戦。開幕スタメンが濃厚な香川は、ドイツで飛躍し、日本代表として12年ロンドン五輪、14年W杯ブラジル大会への出場を狙う。

本田同僚MF ユベントスに移籍

指揮官 本田を温存「次は出場できる可能性が高いと思う」

世界が注目!松井の去就は「来週決まる」!

ロナウド「終わりが近づいている」年内の引退を示唆

 次世代の日本代表の中盤を担うことが期待されるドルトムント・香川が、ドイツでいよいよ第一歩を踏み出す。開幕前の練習試合では3試合連続ゴールを決め、公式戦デビューとなった14日のドイツ杯1回戦の3部ブルクハウゼン戦ではアシストを記録。4―2―3―1のトップ下としてクロップ監督の信頼を勝ち取り、22日のレバークーゼンとのリーグ開幕戦での先発も確実だ。
 連日、地元紙などで香川特集が組まれるなど、早くもリーグ開幕に向けて期待が高まっている。それでも香川は「開幕前に騒がれてもどうかと思いますけどね。試合に出て結果を残せていることは凄く手応えを感じているけど、これからが大事。最初はマークもされていないし、警戒された時にマークをどうするか」と慢心はない。アピールしたいのは「ゴールへのこだわり」。持ち味の突破力を生かしてドイツでその才能をさらに磨き上げていくつもりだ。
 W杯南アフリカ大会では日本代表メンバーから落選。サポートメンバーとして同行し、W杯で評価を高めた同年代のMF本田らに刺激を受け、海外の舞台で活躍したい思いは強まった。「ドイツで結果を残して、自分の名前とスタイルを世界に広めたい。4年後のブラジルを目指します」。12年にはU―23代表のロンドン五輪、14年にはW杯ブラジル大会が待ち受けている。ブンデスリーガで結果を残せば、目標とする大舞台への視界もおのずと開けてくる。
 7月12日のチーム合流から1カ月だが、1日1時間近いドイツ語の猛勉強の成果もあり、ピッチ内外でチームメートからの信頼も高まってきている。地元紙に「極上の寿司」と名付けられた香川が、新天地でいよいよその真価を発揮する時が来た。

続きを表示

2010年8月20日のニュース