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不倫騒動もチェルシー盤石 “問題児”2人で快勝!

[ 2010年2月9日 07:32 ]

アーセナル戦で堅守を見せたチェルシー守備陣の要、テリー

 主将テリーの不倫騒動にもチームには全く動じなかった。サッカーのイングランド・プレミアリーグで7日、首位チェルシーがFWドログバとDFテリーの二枚看板の活躍で3位アーセナルとの強豪対決に2―0で快勝。4季ぶりに王座奪還を狙うチェルシーが盤石の強さで首位を守った。

 「アーセナル相手に得点したかった」と闘志を燃やしていたドログバがまずは決定力を発揮した。前半8分、左CKからのテリーのヘディングシュートが遠いサイドに流れたところに、相手マークを振り切って走り込み先制。2点目は同23分、迫力あるカウンター攻撃から、ゴール前に切り込み左足で決めた。
 守りでは追いすがるアーセナルの猛攻にテリーが立ちはだかり、気迫の守備で何度も窮地を救った。スキャンダルにも、アンチェロッティ監督は「彼の私生活に関心はない。興味があるのはプレーだけ」として引き続きチームの主将を任せた。指揮官は「強い精神力とリーダーシップはチームにとって重要だった」と、逆風の中で仕事を果たしたテリーを称賛した。
 不倫騒動でイングランド代表主将の座を追われたテリーと、気性の荒さで度々トラブルを起こすドログバ。「問題児」2人だが、ピッチの上ではこれほど頼もしい存在もいない。(共同)

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2010年2月9日のニュース