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J各クラブは「見送り」歓迎の声、声、声

[ 2009年3月9日 21:22 ]

「J秋春制」見送り…鬼武チェアマンが結論

 【J秋春シーズン制見送り】Jリーグ各クラブからは、秋春シーズン制に移行しないとの結論を歓迎する声が多かった。
 北国を本拠地とするクラブにとっては切実な問題だった。「やはり冬開催には反対だった」と1部(J1)山形の海保宣生理事長。2部(J2)札幌の矢萩竹美社長も「移行にならないと聞いてほっとしている。それが正直な気持ち」と率直な思いを口にした。
 有数の積雪地域をホームタウンとするJ1新潟の田村貢社長は「移行には多くの解決すべき課題がある。そうした課題が一朝一夕に解決できるものではないと判断されたものと思う」と指摘。練習場の確保や設備投資をする場合の財源など問題は多いだけに、妥当な結論との受け止め方だ。
 積雪地域ではないクラブからも肯定的な意見があがった。J1大分の溝畑宏社長は、景気が後退している点に言及し「国や地方公共団体を含めて多くの設備投資が必要になる。日本全体が厳しい状況にある中で、それを誰が負担するか。冬に試合をして客が減ったら意味がない」と、経営的な観点から結論を支持した。

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2009年3月9日のニュース