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ロナウドも万全!マンU最強軍団で来日

[ 2008年12月15日 06:00 ]

 トヨタ・クラブW杯に出場する欧州王者マンチェスター・ユナイテッドが最強メンバーで15日に来日する。来日前の最後の試合となった13日のプレミアリーグ・トットナム戦は引き分けに終わったものの、股関節を痛めていたMFクリスティアーノ・ロナウド(23)がフル出場で不安を解消。99年の旧トヨタ杯以来の世界制覇へ、優勝候補が万全の状態で挑む。

 前節6日のサンダーランド戦で股関節を痛め、苦痛に顔をゆがめて退いたC・ロナウドがピッチに戻った。10日の欧州CLオールボーBK戦は欠場も、この日は両サイドでプレー。後半8分には腹部でボールをトラップし、豪快なシュートでネットを揺らした。トラップ直後のハンドをとられてゴールこそ認められなかったが、存在感は十分だった。

 「日本に行く前に取りこぼして残念だが、結果は悪くない。試合はわれわれが支配していた」とファーガソン監督。引き分けに終わった首位リバプールとの差は詰められなかったが、アキレス腱を痛めていたFWベルバトフもC・ロナウドとともに復帰。クラブW杯へ懸念材料はなくなった。

 指揮官は当初クラブW杯前後の過密日程を考慮し、主力数人のイングランド居残りを検討していた。99年に旧トヨタ杯を制した際も2トップの一角だったコールを休養のため来日メンバーから外したが、今回は最終的に「最強チームを連れていく」と決断。「この大会は選手にとっては自分をアピールする舞台。素晴らしい機会になる」としてメンバーを組んだ。

 故障中のMFハーグリーブス、DFブラウンは外れたが、昨季の欧州CL&プレミアリーグの2冠メンバーにブルガリア代表ベルバトフら新戦力が加わった。在任20年を超える名将が「指揮した中で最強」と称えた昨季を上回る布陣となった。

 「最高のパフォーマンスを見せたい」とC・ロナウド。優勝候補がいよいよ日本に上陸する。

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2008年12月15日のニュース