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まだ間に合う“五輪ツアー” 北海道でカーリングなど疑似体験

[ 2014年2月8日 05:30 ]

 ソチ冬季五輪が開幕し、早くもテレビでは飽き足らなくなったあなたに“今からでも間に合う”ツアーが残っていた。とはいえ行き先は現地でなく北海道で、名付けて「冬季五輪体感ツアー」。カーママこと小笠原歩らが実際に練習しているリンクの使用許可を特別に得てのカーリング体験など、人気競技を疑似体験できるのが売り。担当者は「五輪で高ぶった興奮をぶつけて」と話している。

 日本選手の躍動や華やかな開会式を目にし、ソチに飛びたい衝動を覚えた人は少なくないはず。しかし、ロシア渡航にはビザが必要。取得には2週間かかり、今からでは現地観戦は困難。「それでもじっとしてられない!」という人に、もってこいのツアーがあった。

 近畿日本ツーリストが販売するプランで、カーリングをはじめフィギュアスケート、スキージャンプなど、数々の人気競技を体験できる。

 「五輪がらみの仕事がどうしてもしたかった」という担当者が「せめて五輪という言葉をパソコンで検索したときに、引っかかるようなツアーを作ろう」と考え、先週から参加者募集を開始。ネットのみで受け付けており、同社広報は「社内でも知られざる、隠し玉のプラン」と話す。

 参加者は、3月22~29日(1泊の場合は23~29日)の期間中に、1~3泊のいずれかのパッケージを選ぶことができる。価格は1泊2日大人1人4万2900円から、3泊4日なら同5万900円から。目玉は“カーママ”のホームリンク・どうぎんカーリングスタジアム(札幌市)での「なりきりカーリング体験」だ。

 普段は一般開放していないが、今ツアーのために市側が特別にレーンを開放。指導員のコーチの下、ミニゲームを楽しむことができる。代表チームのエース・小笠原の五輪での活躍を自分の手で再現し、興奮をいま一度味わえる寸法だ。

 3泊のプランには、体験型博物館「札幌ウィンタースポーツミュージアム」(札幌市)の入場券付き。ここではフィギュアスケートの回転やスキージャンプの踏み切りが体験でき、浅田真央や高梨沙羅になりきることもできる。終日フリーの日程も設けられ、メダリストゆかりの地などを独自に訪れるのも可能だ。

 「カーリングに参加できるのが1日に10人程度」(同社広報)という理由で、ツアー参加人数は最大でも約80人と、観戦ツアー顔負けのプラチナチケット。広報は「ロシアに行くことができない中、国民の高まった興奮の受け皿になれれば。好評ならば追加日程も検討したい」とアピール。ソチがダメなら、コッチのツアーで五輪を満喫だ!

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2014年2月8日のニュース