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愛子ターン修正 悲願メダルへ「1ランク、2ランク上げる」

[ 2014年2月8日 05:30 ]

公式練習で斜面を滑走する上村愛子

ソチ五輪 フリースタイルスキー 女子モーグル

 5度目の五輪出場の上村愛子(34=北野建設)は8日の決勝に向け、ターンの改善を重点的に行った。男子の遠藤尚(忍建設)やコーチらとビデオ映像を見ながら動きを確認。「もう1ランク、2ランク上げて滑りたい」と予選と同じく一番左側のラインを滑って感触を確かめた。

 モーグルの得点配分はターン50%、エアとタイムが25%ずつ。表彰台へ上がるためにはターンの出来がポイントになるが、予選ではターンで得点が伸びなかった。予選突破を重視した滑りをしたことも確かだが、上位3人とは1・6点差以上つけられており、それが順位の違いにつながった。決勝は20人→12人→6人と人数を減らしながら3回滑るだけに、大きなミスを避けつつも攻撃性を高めていく滑りが求められる。「自分では飛ばしているつもりでも、物凄くゆっくりになってしまう。もう少しアタックして滑れるといい」とイメージを膨らませた。

 伊藤の欠場が決まったことも一層気持ちを引き締める。「みきの気持ちに何かしてあげることはできないけど、やっぱりいい滑りをするしかない」と後輩の無念を感じながらメダルへの最後の勝負に出る。

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2014年2月8日のニュース