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ロンドン五輪なのにメードインチャイナだらけ

[ 2012年7月24日 06:00 ]

 マスコットも公式ウエアも「メード・イン・チャイナ」――。世界の工場、中国の製品がロンドン五輪の会場を席巻しそうだ。米国では代表チームが開会式などで着るウエアが中国製と分かり、批判も出ているが、中国メディアは「五輪に中国製品は不可欠」と貢献をアピールしている。

 欧州債務危機による世界経済の低迷で中国の輸出不振が続く中、ロンドン五輪は絶好のビジネスチャンス。開幕を間近に控え、中国各地の工場はフル稼働が続く。中国紙によると、大会マスコット、ウェンロックのぬいぐるみやバッジなど公式記念グッズの65%は中国製。19%はトルコ製で、主催国である英国製は記念切手など9%にすぎないという。

 米公式ウエアの製造元は、日本向けのスーツも製造する遼寧省大連の上場企業「大楊創世」。広報担当者は23日、共同通信の取材に米国への提供は2度目で「北京五輪でも代表団のウエア3000着を製造した」と強調していた。

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2012年7月24日のニュース