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杉本「イメージ通り」の2戦連発で関塚ジャパン快勝

[ 2012年7月19日 06:00 ]

<日本・ベラルーシ>後半36分、ゴールを決め喜ぶ杉本

国際親善試合 日本1-0ベラルーシ

(7月18日 ノッティンガム)
 関塚ジャパン最年少のFW杉本健勇(19=C大阪)が五輪初出場のベラルーシを相手に2試合連続ゴールを決め、日本を1―0での勝利に導いた。

 バックアップを含めメンバー21人が起用されるなか、後半から出場し、同36分に右足で先制ゴール。11日の壮行試合ニュージーランド戦でも日本唯一の得点を決めており、一気にエース候補の本命へと浮上した。男子五輪代表は21日にメキシコ同代表と親善試合を行い、1週間後の26日に五輪1次リーグ初戦のスペイン戦に臨む。

 “新・持ってる男”がまたも仕事をやってのけた。0―0で迎えた後半36分だ。杉本が一度東に預けてから再びボールを受け取ると、絶妙なトラップで落ち着かせてから冷静に右足を振り抜いた。そして浮かし気味にコントロールされたボールはゴール右隅へ。

 「東からいいボールが来たし、トラップも前でうまく決めることができた。イメージ通りでした」。一躍、関塚ジャパンの主役に躍り出た19歳は、そう言って端正な顔を崩して喜んだ。

 五輪での目標は金メダルと語る19歳は「(連発で)持ってるというのは別に感じない。スペイン戦、本大会で決めたいと思っている。最初から出たい気持ちはある。だからメキシコ戦でも結果を出したい」とどこまでも前向きだ。高さ、速さ、うまさを兼ね備えた19歳。ロンドンの地は、日本の将来を担う若武者が大きく飛躍する場所になるかもしれない。

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