ディーン元気、初の表彰台へ「Ｄｏ　ｍｙ　ｂｅｓｔ！」

カヌー女子スプリントの大村（左から２人目）、陸上男子４００メートルリレーの九鬼（右端）らと気合を入れるディーン元気

　初の表彰台へ、２年前の再現だ。ロンドン五輪の陸上男子やり投げ代表・ディーン元気（２０）が１８日、都内で行われた在学中の早大の壮行会に参加した。

　１０年世界ジュニア選手権で銀メダルを獲得したディーンは、「あの時は全てを出し切れた。ロンドンで同じことができれば、メダルの実現もある」と気合十分。同種目初の五輪メダルを見据え、得意の英語で「Ｄｏ　ｍｙ　ｂｅｓｔ（全力を尽くす）」と全力の投てきを誓った。

　ライバルとの共闘も、偉業達成を後押しする。ディーンは２２日のトワイライトゲームズ（代々木公園陸上競技場）に調整のため出場し、２３日からは０９年世界選手権銅メダリストで日本選手団主将を務める村上幸史（３２＝スズキ浜松ＡＣ）と都内で合同合宿を行う。「楽しみですね。ロンドン前にいい調整になると思う」。父・ジョンさんの母国・英国で行われる夢舞台。「予選でも決勝でも思い切り投げて、その結果がみんなの望むものになればいい」と力を込めていた。