小沢厩舎ゆかりの血統馬で南関重賞初Vだ

[ 2023年11月17日 05:00 ]

東京シンデレラマイルトライアルを制したツーシャドーの口取りで笑顔を見せる小沢師(左)
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 【大いに気になる】厩舎ゆかりの血統で重賞獲りだ。浦和のツーシャドー(牝4=小沢)が14日の東京シンデレラマイルトライアルで勝利。年末に行われる本番の有力候補に名乗りを上げた。最内枠から先手を主張。直線でも脚色衰えず、激しい2着争いをよそに、1馬身3/4差をつけてゴールを駆け抜けた。初騎乗の和田は「道中はいい感じだったし、最後は物見をしたが、馬がいればもっと反応してくれたと思う。このパフォーマンスができれば本番もいい競馬ができるはず」と太鼓判を押した。

 小沢師は「砂の入れ替えの影響か、今日は逃げ馬が止まる感じがしたので、できれば逃げたくはなかった。それでも勝てたのは収穫だった」と興奮気味に振り返った。師はオグリキャップの活躍がきっかけでホースマンを目指したという。ツーシャドーのオーナーはバンブー牧場。89年のマイルチャンピオンシップでオグリと死闘を演じたバンブーメモリー(名義は竹田辰一氏)と同じだ。「お母さんのブラックショコラを預からせてもらったのが、ご縁の始まり。感慨深い。南関東の重賞はまだ獲ってないので、この馬で獲りたい」と力を込めた。本番まで約1カ月半。一気にシンデレラへの階段を駆け上がる。

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