【桐生ボート G2モーターボート大賞 優勝戦】三嶌誠司 父強し

[ 2023年5月22日 22:18 ]

桐生・三嶌誠司
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  ボートレース桐生のG2「モーターボート大賞 ドラキリュウただいま絶好調バトル」は22日、12Rで優勝戦が行われ2号艇の三嶌誠司(54=香川)が3コース捲り差して優勝。賞金460万円を獲得した。

 「2か3の2択だったので迷わず3コースを選びました」。ピット離れで飛び出す江口を入れ、予定通りの3コース。捲りの一手かと思いきや、捲り差しのハンドルを選択。「冷静にレースができました。水面がベタでスピードに乗りました」。熟練技を光らせた。

 今シリーズは3日目までシリーズリーダーを務めたが、予選ラストの4日目11R、魚谷の捲りを許しトップの座を明け渡した。しかし、三嶌はポールポジションを逃しても「足には自信がある」と強い気持ちを持ち続けた。準優の日は父の背中を追いボートレーサーの道を選んだ愛娘・こころ(21=香川)のデビュー戦。「成人しているし彼女は彼女で頑張ってほしい」。再び頂点を目指す原動力となった娘のためにも負けるわけにはいかなかった。

 父娘レーサーとして歩み始める第二の人生。その幕開けを見事、特別レースVで飾り、娘に最高のエールを送った。

 G2はこれが初制覇。グレード全レース制覇と同時にSG戸田クラシック(24年3月15~20日)の出場権利を早々とゲット。「またSGで勝負がしたい」の念願を自らの手でつかんだ。

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