【日本ダービー】スキルヴィング 中3週でも活力十分 陣営「やりたいことはできた」

[ 2023年5月22日 05:29 ]

マローディープ(奥)と併せて坂路を駆け上がるスキルヴィング(撮影・郡司 修)
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 「第90回日本ダービー」は34年ぶりに関東勢が出走馬の過半数を占める。近10年で東2勝、西8勝の頂上決戦だが、今年は“東高西低”の様相だ。青葉賞組のダービー未勝利という日本競馬最大のジンクス破りを狙うスキルヴィングは21日、美浦坂路で日曜追い。順調そのものでダービーウイークを迎えた。

 青葉賞覇者スキルヴィングは中3週でも活力に満ちている。日曜は坂路で併せ馬。後方からマローディープ(3歳未勝利)の圧を受けながら、4F55秒4~1F12秒9で楽々併入した。太田助手は「今日は後ろから来られた時の反応を確かめた。おおむねやりたいことはできた」と納得の表情を浮かべた。

 皐月賞には目もくれず、ダービーだけに照準を合わせたローテーション。「馬体は良くも悪くも前回と変わっていない。1回使った分のベースの上積みはあるし、舞台は走り慣れているので」。東京芝2400メートルですでに2勝を挙げている経験値は他にない強みだ。木村厩舎は昨年、同じキタサンブラック産駒イクイノックス(2着)、皐月賞馬ジオグリフ(7着)で涙をのんだ。今年は毎日杯2着ノッキングポイントと別路線組からの2頭出しで雪辱を期す。

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