【マーチS】ハヤブサナンデクン差し切りV 7歳で重賞初勝利

[ 2023年3月27日 05:14 ]

 古馬ダート重賞「第30回マーチS」は26日、中山11Rで行われた。道中3番手を追走した5番人気ハヤブサナンデクンが、2番手から先に抜け出した1番人気のウィリアムバローズを鼻差差し切って、重賞初勝利を飾った。

 津村が「(検量室に)帰って来るまで、勝ったか分からなかった」と振り返った大接戦。「センスがいい馬なので、うまく流れに乗れた。人気馬を見ながら、いい位置で運べた」と勝因を挙げた。馬場は1Rからずっと不良。「馬場は気にしなかった。4角でフワッとしてヒヤッとしたけど、届いて良かった。フレッシュだし元気いっぱい。まだ頑張ってくれると思います」と7歳馬を称えた。

 吉村師も「安定してきたね。左回りの方が上手なんだけど、外に出したらしっかり伸びてくれた」と褒めた。今後については「レース後の様子を見てから決めたい。蟻洞(ぎどう=蹄に空洞ができる病)で1年半休んでたから、馬はまだ若い。重賞を勝ってくれたので、レースを選べるのは大きいね」と笑みが絶えなかった。

 ハヤブサナンデクン 父ゴールドアリュール 母ホワイトクルーザー(母の父クロフネ)16年3月31日生まれ 牡7歳 栗東・吉村厩舎所属 馬主・武田修氏 生産者・北海道新ひだか町のグランド牧場 戦績21戦6勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億7528万4000円。馬名の由来は冠名+「ナンデダロ」にちなんで。

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2023年3月27日のニュース