【高松宮記念】初のG1勝利の次は大阪杯で団野“父子対決”だ

＜高松宮記念＞ファストフォースで制しウイニングランで観客に手を振る団野（撮影・亀井　直樹）
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　【記者フリートーク】団野から大成という名前の由来を聞いた時に、文字通り大きく成長してほしい、という親の願いが込められたと聞いたことがある。両親のどちらが命名したかまでは知らないが、父・勝さんは団野が所属する斉藤崇厩舎の調教助手でジェラルディーナを担当し、昨年のエリザベス女王杯を勝利。期せずして今週の大阪杯で大成が騎乗するキラーアビリティとジェラルディーナは団野家にとって父子対決の趣…。

　22歳。今回のG1初勝利で名前の通り騎手として成長の階段を一歩ずつ歩んでいると実感できる。一昨年の秋に渡英して50日間、名門ロジャー・ヴァリアン厩舎で研さんを積んだのは荒波が将来の肥やしになると踏み切った行動だった。

　今年のJRA賞授賞式、勝さんはJRAプロモーションキャラクターの女優・長澤まさみさんと会ったことを話し、家族をうらやましがらせたそうだ。大成の好きな女優は浜辺美波。「会うチャンスはないな」と、こちらがイジってもケラケラと笑ってくれるナイスガイである。(競馬担当・菱田　誠)