【天皇賞・春】レインボーライン悲願達成も右前肢跛行を発症…岩田、笑顔なき勝利「心配」

[ 2018年4月29日 15:58 ]

<京都11R・天皇賞春>レース後、馬運車に乗り込むレインボーライン
Photo By スポニチ

 最強ステイヤーを決める伝統の一戦「第157回天皇賞・春」(G1、芝3200メートル)が29日、京都競馬11Rで行われ、岩田康誠騎手騎乗の2番人気レインボーライン(牡5=浅見厩舎)が10度目の挑戦でG1初勝利を挙げた。しかし、レース後に故障が発覚。右前肢跛行(はこう)と診断された。

 中団で競馬を進めたレインボーライン。直線では内を突いて、唯一のG1馬シュヴァルグランとの叩き合いを首差制した。ゴール後に馬の故障に気づいた鞍上の岩田はウイニングランに向かわず下馬。10度目のG1挑戦での悲願達成にも「馬の具合が心配」と笑顔はなし。「これだけ距離を走っていますし、痛そうだった。歩様が『あっ』と思ったので下馬しました」と経緯を説明した。

 「末脚はちゃんと持っているのでなんとか届いてくれると思っていました」とレースを振り返り、「出入りの忙しい競馬だったんですけど、うまく馬が対応してくれました」とパートナーをねぎらった。しかし、最後まで笑顔はなく「本当に…。無事で次も出走できればいいと思います」と心配しきりだった。

続きを表示

この記事のフォト

2018年4月29日のニュース