中野省吾、引退へ…来年度の騎手免許失効「もういいかな」

[ 2018年3月17日 05:30 ]

一連の事件について取材陣に語る中野省吾
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 15日に来年度の騎手免許失効が明らかになった船橋競馬所属の中野省吾(26)が16日、騎手を引退する意向を表明した。この日、採決のため船橋に呼び戻された中野は「(31日までに)乗れれば乗りたいですけどね。来年度の(騎手免許)再受験は考えていません。騎手はもういいかなと思っています。第二の人生を歩むつもりです」と話した。

 15日夜の騎乗後、来年度の騎手免許試験の不合格を伝えられた中野は船橋の騎手調整ルームを無断で退出していた。このことは調整ルームに関する開催執務委員指示事項の違反に当たるため、16日、19〜23日、26〜29日の実効10日間の騎乗停止処分を受けた。

 中野の騎手免許は今月31日で失効となるため騎乗できる可能性がある開催日は30日の大井最終日のみ。ただ、騎乗馬があるかは未定。また、競馬の公正保持のため16日騎乗予定だった7鞍は全て乗り代わりに。2R張田、5R楢崎、7R和田、9、12R笹川、10R山本聡、11R滝川が騎乗。

 ◆中野 省吾(なかの・しょうご)1991年(平3)11月1日、富山県生まれの26歳。船橋・渡辺薫厩舎所属。09年5月4日初騎乗、同年6月8日初勝利。10年南関東最優秀新人騎手賞を受賞。17年のJRAワールドオールスタージョッキーズに地方代表騎手として出場。地方通算5448戦505勝、中央21戦0勝(共に16日現在)。

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2018年3月17日のニュース