【万哲の乱 特別編】17日中京11R 理想の左回りでフロンティアが反攻

[ 2018年3月17日 08:00 ]

 JRA―VANなどで調教映像(主に重賞競走)が容易に入手できるようになった昨今。普段は美浦での取材が多いだけに、特に栗東の映像はありがたい。

 中京11R・ファルコンSの◎フロンティアは映像で見た「動き」に飛び付いての本命。坂路の最終追いは残り1Fからパートナーを引き離す一方。その相手が格上グレイトパール(5歳オープン=昨年の平安S優勝)と分かって驚いた。体がひと回り大きくなり、暮れの朝日杯FS(8着)当時より迫力が出ている。ダイワメジャー産駒らしい成長力といっていい。母の父トニービンといえば、日本ダービー馬ジャングルポケットなど「左回り巧者」を多数輩出したことでおなじみ。フロンティア自身は左回りで2戦2勝。半兄ドリームパスポート(父フジキセキ)は中京で行われた神戸新聞杯1着、東京で行われたジャパンC2着と左回りを得意にしていた。血統的にも舞台替わりで妙味。

 《もうひと押し》阪神10R・なにわSは◎ラズールリッキー。スプリンターズSにも出走した祖母ユキミザケは芝&ダート兼用のスピード馬。7勝中、ダートで4勝。今回の阪神ダート1200メートルでは準オープンの94年細雪Sで鮮やかな逃げ切りV。祖母の血が生きる電撃6F戦で快走だ。

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2018年3月17日のニュース