【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】10日阪神12R 実力馬ブライスガウが名手の手綱で本領発揮

[ 2017年12月10日 08:00 ]

 キャリアが浅く、ほとんどの出走馬が初対戦となる2歳G1は戦力比較が難しいもの。今日の阪神JFも上位数頭の序列で大いに悩んだが、最終的には美浦トレセンで毎週見ているマウレアを◎指名した。セールスポイントは全姉が同舞台の桜花賞Vという血統に馬群を割れる勝負根性&瞬発力、不安要素は持ち時計のなさと初の右回り&関西輸送。それぞれを吟味した上で、無敗戴冠の夢を託せる逸材と判断した。

 本日の当欄では、G1の後に行われる阪神12Rをピックアップ。阪神JFの結果次第で財布の中身は大きく変わるが、必ず買えるように資金を残しておきたい勝負どころだ。狙いは◎ブライスガウ。デビュー通算【3125】という戦績だが、このうち4着を外したのは2走前の1600万下・薫風S(14着)だけ。非常に安定した立ち回りを見せるタイプで、3走前には京都で現級勝ちの実績もある。休み明けで降級戦だった前走も、結果は4着ながらも先行して見せ場はたっぷりの0秒2差。馬体重20キロ増と余裕残しの体つきだったことを考慮すれば、内容は決して悪くない。坂路での最終追いは楽な手応えでシャープな伸びを見せており、叩かれて順当に上向き。ルメール起用で陣営の勝負気配も申し分ない。

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2017年12月10日のニュース