【細原・騎手で獲る 特別編】10日中山11R 心身充実で本格化ディオスコリダーが重賞初Vだ

[ 2017年12月10日 08:00 ]

 異国の地での経験が今に生きている。ディオスコリダーは今春のドバイで2戦を戦い抜いた。前哨戦7着、本番のドバイゴールデンシャヒーンでも11着と結果を残せなかった。それでも高橋忠師は「外国馬の調整法とか参考になった。馬も人も、この経験が必ず先につながってくると思う」と敗戦よりも収穫の方を口にしていた。帰国初戦の自己条件(1000万)で古馬相手に3着。そこから一戦ごとに地力を強化してオープンまで駆け上がった。

 とりわけ前走の西陣Sは、好位から持ったまま後続を突き放す圧巻の内容。これまで見せていた気難しさは徐々に解消され、道中での折り合いがスムーズになっていた。高橋忠師は「テンションが高いところがあるが、ドバイを経験してから精神面がいい方に出ている。もともとの身体能力は高い馬なので」と心身の充実ぶりを話していた。古馬勢同士では決着付けが済んでいるが、この馬には未知の魅力がある。前走の競馬ができれば重賞でもやれていい。馬券は馬連。相手はブルミラコロ、サイタスリーレッド、ブルドックボスの3点に絞って勝負。

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2017年12月10日のニュース