【凱旋門賞】連覇狙うオブライエン厩舎5頭、ウィンターは内ラチ狙う

[ 2017年9月30日 05:30 ]

 枠順も決まり、ライバル勢の動向も見えてきた。昨年の凱旋門賞で1〜3着を独占したアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎は5頭出し。中でも主戦のムーアが乗るウィンターが筆頭格。昨年Vのファウンドのように、内ラチの経済コースに潜り込み脚をためる策が濃厚だ。

 地元で要注意とささやかれているのが、昨年の3着馬オーダーオブセントジョージ。フランスのトップ騎手ブドーも「昨年のレースを見ても怖い1頭」と警戒。まだ20歳にも満たない、指揮官の息子ドナシア・オブライエンを起用したのも大レースVのチャンスを与えるための親心との噂だ。

 G1連勝中の3歳カプリ、実績あるセブンスヘブン、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS3着だったアイダホも侮れない。“チーム”で今年もスタートから積極的に動き、内枠に入ったエネイブルを封じ込めにいくだろう。

 1強ムードのエネイブルに騎乗するデットーリは「ライバルは?」と問われ、同じ英国勢の「ユリシーズ」と即答。他にも、凱旋門賞7勝のファーブル厩舎が送り込むクロスオブスターズは、休み明けを叩いて「状態は100%」との情報もある。軽視されがちだが、注意が必要な1頭だ。

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2017年9月30日のニュース