【ガールズコレクション】“おしゃれクイーン”長沢、新女王への赤ネイル

[ 2017年5月4日 05:30 ]

京王閣のバンクでポーズをとる(右から)奥井迪、荒牧聖未、小林莉子、長沢彩、石井貴子、児玉碧衣、梶田舞
Photo By スポニチ

 京王閣競輪場で開催中の「第71回日本選手権競輪」(優勝賞金6500万円)は3日、2日目を行った。3日目は12Rで石井貴子、小林莉子、長沢彩らが激突する「ガールズケイリンコレクション・京王閣ステージ」(優勝賞金203万円)が一発勝負で行われる。

 3連対率上位者が選考される京王閣ステージ。ガールズ指折りの“おしゃれクイーン”長沢が選考順位トップで選ばれた。「1位は奇跡ですね。選考期間(昨年8月〜今年1月)は海外の選手が来日したので(出場メンバーが)荒れた印象。他の人は常連ばかりだけど自分も負けずに頑張りたい」。着実に力をつけて近況は成績が急上昇。勢いだけなら他の6人に決して見劣りしない。

 快進撃は昨年の夏場から始まった。8月佐世保で指定練習中に落車。決勝戦を前に予期せぬアクシデントに見舞われた。だが、この落車が自分を見つめ直すきっかけになった。心と体を一からリフレッシュした。「しっかり立て直すことができた。以前と練習内容は変えていないが結果に結びつくようになってきた」。地道に先行して脚力の土台をつくり、そこに勝負強さと安定感がミックスされた。初出場だった15年9月のガルコレはファン投票での選出だったが、2回目の今回は実力でつかみ取った。

 元美容師でおしゃれが大好きな28歳。大一番は朱色の勝負ネイルで挑む。「4番車なので青も考えたけど一番テンションが上がる色が赤なんです。暖色系が好き」。前々回は高木真備を相手に逃げ切り、前回は4番手まくりで昨年女王の梶田舞を撃破。6連勝、連続Vの勢いに乗って京王閣に乗り込んできた。

 「凄くいい状態で入れたし体のケアもできた。このメンバーで動く人は決まっている。さまざまなパターンを頭に入れて、それに体が動くかどうか。しっかり判断したい」

 愛くるしい笑顔の奥には誰にも負けない闘争心がある。群雄割拠の大一番を制しニューヒロインに名乗りを上げる。

続きを表示

この記事のフォト

2017年5月4日のニュース