【香港マイル】名伯楽のお墨付き!香港・コンテントメント

[ 2016年12月6日 05:30 ]

今年の安田記念で来日した経験のある香港のコンテントメント
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 【世界のライバル】香港マイルでの地元のエース格はエイブルフレンドと目されている。一昨年このレースを制し、昨年のチャンピオンズマイルもVの実力馬だ。ただ昨年の香港マイルでモーリスの3着になって以降は休養。11月20日のG2で復帰(4着)したところと順調さを欠く。エイブルフレンドより順調に使われているコンテントメントが、より日本馬の脅威となり得る。

 コンテントメントが一線級と初めて対戦したのは昨年香港マイルで、モーリスの5着と早々とG1級にメドを立てた。今年2月のクイーンズシルヴァージュビリーC(シャティン芝1400メートル)で初G1Vを飾る。この時、香港のリーディングに輝くこと7度の名伯楽サイズ師は「真面目に調教をこなすし、とても温和な気性で性格がいいんだ。いつも一生懸命に走ってくれる」と褒めちぎった。

 5月のチャンピオンズマイルではモーリスの0秒4差2着。主戦プレブルは勝ち馬モーリスについて「あれはマシンだ」とお手上げだったが、コンテントメントの好走には「よく頑張っている。マシンに負けたのは仕方ない。例年なら勝ち馬だったろう」と評価していた。

 そして今回「マシン」ことモーリスは香港カップ出走でマイルにはいない。「いつも一生懸命走る」この馬が今季5、10、4着ともうひとつだが、ここ一番では完璧に仕上げてくるはず。名伯楽サイズ師と名手プレブルなら、そんな仕上げもお手のものだ。

 ◆コンテントメント 父ユソネット、母ジェミソン(母の父コマンズ)。香港・サイズ厩舎所属。10年オーストラリア産だが、14年にいきなりシャティンでデビュー1着(M・デムーロ騎乗)した香港の生え抜き。以降、今年6月に安田記念に遠征した以外は全てシャティンで出走。昨年の香港マイル(勝ち馬モーリス)の5着が国際G1デビュー。16年2月クイーンズシルヴァージュビリーCでG1勝ち。この時以来、主戦はプレブル。

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2016年12月6日のニュース