【万哲の乱 特別編】1日阪神9R ネコワールドが勝負の阪神遠征

[ 2016年10月1日 08:00 ]

 JRAダート路線は3歳春になると以前よりレース数(特にオープン特別)が増えてきた半面、2歳夏~暮れにかけてはまだ充実しているとは言い難い。今開催の中山&阪神の計4週間で2歳1勝馬が出走できるダート競走は本日、阪神9R・ヤマボウシ賞だけ。当然、ここに照準を絞ったダートの期待馬は多い。

 関東馬の(11)ネコワールドは7月の前走・函館2歳S10着後、レース日程を吟味して「次は阪神へ」(堀井師)とヤマボウシ賞に狙いを定めていた。前半3F35秒1のハイラップを自ら刻みながら、道中2番手からあっさり抜け出した6月東京新馬戦(ダート1400メートル)の強さを覚えている方も多いはず。その後に函館2歳Sに向かったのはダートの適した競走が夏場はなかったため。父ノボジャックはダート重賞8勝。血統的にも現状は砂がベストだろう。2週連続で格上の古馬と意欲的な併せ馬を消化。堀井師は「阪神ダート1400メートル戦はスタート地点が芝の上にあるので、その部分をうまくクリアしてスッと前に行ければ。体調はいいので」と手応え。関西ファンになじみが薄い分、人気が沸騰しない?ようならば幸い。もまれない大外11番枠を味方に、2~3番手を確保できれば、完勝だった新馬の再現は可能。
【阪神9R】

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2016年10月1日のニュース