【凱旋門賞】現地で研修中…大井・笹川騎手がマカヒキ好調を体感

[ 2016年10月1日 05:30 ]

 仏シャンティイの小林智厩舎で自身初の海外研修中(9月4日~10月4日)の笹川翼騎手(22=大井・米田)。同厩舎にはマカヒキが滞在しており、デビュー4年目にして初の南関リーディングTOP5入りを射程圏に捉えた若武者は日本ダービー馬の挑戦をどう感じたのか。

 9月20日、同馬の1週前追い切りで併せ馬に騎乗する機会に恵まれた。芝コースのコワラフォレ調教場で帯同馬のマイフリヴァに騎乗。「直線で1400メートルくらい。テンはゆっくり入り、馬なりでしまいを伸ばす感じで併せた。追いかけてきたマカヒキは、迫ってきたと思ったらすぐにスッと抜いていった。隣で見ていて反応が凄く良かった」

 自身はシャンティイ競馬場での騎乗はまだないが、同競馬場のコースをバックストレッチ側から見た際「アップダウンが激しい。3角から下って行くのを見て、怖いとすら思った」と語った独特のコース形態。つまり、本番と同条件の前哨戦を勝った経験は馬にとって大きいとみる。

 「凱旋門賞が近づくにつれて報道陣も増え、厩舎の雰囲気も盛り上がってきた。そんな中でもマカヒキは、落ち着いていておとなしい。さすがと思う」と目の前での日本の悲願達成を待ち望んでいた。

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2016年10月1日のニュース