【蒲郡・グラチャン】重成の35号は調整合えば抜群級に

[ 2016年6月21日 05:30 ]

 5月にエンジン、ボート、ペラが一新されて1カ月半。5節を消化した段階での暫定エース35号機を重成がゲットした。

 1節目の天野晶夫から好気配を見せていたが、2人目の金子龍介が文句なしの超抜パワーに仕上げた。前節の三好勇人は「SG前なので大幅なペラ調整はしない」と微調整のみ。飛び抜けた気配ではなかったが、その心配りが同じ香川支部の重成へと受け継がれるという最高の流れに。第一印象は「普通ですね」。これはチルト0で乗った影響もある。「スリットライン手前50メートルの行き足はいい」。これが35号機の最大の特長だ。調整さえ合えば抜群級になる。

 35号機を追うのは68号機と65号機。その2機はドリーム組の松井と池田の手に渡った。松井の68号機は初下ろしの大平誉史明が快速に仕上げ、伸びが強力。「ギアケースが交換されているのが気になる」が「微調整で行けそう」とある程度の手応えを感じている。

 65号機の池田は「どの足も下がることなく普通」とトーンは低いが、実戦で真価を発揮するエンジンだけに過小評価は禁物。他では太田、笠原、菊地らの飛び出しが活発。前検一番時計の地元・赤岩も楽しみだ。

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2016年6月21日のニュース