【宝塚記念】アンビシャスをV指名 未知の距離も自在脚質で応える

[ 2016年6月21日 05:30 ]

データから本命に導き出されたアンビシャス

 宝塚記念過去10年のデータを徹底分析した結果、アンビシャスがV候補に浮かび上がった。

 (1)重賞実績 さすがはグランプリレース。歴史を振り返ると、その名にふさわしい実績馬が優勝している。過去10年の3着以内30頭全てがG1かG2を勝っているのにはビックリ。G3勝ち止まりのステファノスは荷が重いか。

 (2)前走 前走4着以下から巻き返した優勝馬3頭は全て天皇賞・春からのステップ。それ以外のレースでは成績を出してないと駄目。連覇を狙うラブリーデイだが、クイーンエリザベス2世C4着は残念。

 (3)勝利実績 優勝馬は4歳は4勝以上、5歳は6勝以上、6歳以上は8勝以上の条件を満たしていた。カレンミロティックは8歳で全6勝とパンチ不足だ。

 (4)近走 4走以内に芝2000メートル以上での白星が必須。ヒットザターゲットは昨年の目黒記念以降、勝ち星から遠ざかっている。

 (5)レース間隔 連対馬は全て4月以降にレースを使っていた。ドゥラメンテは3月ドバイ遠征以来の実戦。間隔が空きすぎているのは歓迎できない。

 (6)舞台適性 アドマイヤムーンと阪神未経験だったナカヤマフェスタを除く8頭が阪神コースで2勝以上を挙げていた。キタサンブラックは大阪杯がコース初参戦で2着。経験不足は否定できない。

 (7)昨秋からのキャリア 前走が天皇賞・春だった優勝馬は、09年ドリームジャーニー以外は前年10月以降のキャリアが5戦以内。シュヴァルグランは急速に力を付けてきたが、10月から6戦も消化している。そろそろ疲労が蓄積してくる頃かも?

 結論 残ったのはアンビシャス。未知の距離だが、脚質に自在性が出てきている今なら怖くない。

続きを表示

2016年6月21日のニュース