【安田記念】(8)モーリス マイルG1・5連勝へ態勢整った!

[ 2016年6月5日 05:30 ]

4日朝、東京競馬場で調整を行うモーリス

 昨年の覇者モーリスは東京競馬場で角馬場からダートコースへ。序盤はややチャカつくシーンも見られたが、すぐに落ち着きを取り戻し、制御の利いた走りで緩急をつけながら2周した。渡辺助手は「疲れも見せず、動きは良かった」と好状態を伝えた。

 香港G1・チャンピオンズマイルを制した後は、競馬学校(千葉県白井市)を経て着地検査のため東京競馬場で調整されている。当初は慣れない環境にテンションが上がることもあったが、2日の最終追いは芝コースでラスト1F11秒8(5F66秒7)と、シャープに伸びた。追い切り直後、同助手は「8~9割の出来。あと1本追えばピークに持っていける」とあくまでも控えめだったが、この日は「追い切り後も状態は上がっている。ポテンシャルが高い分、環境の違いも乗り越えてくれた」と、さらなる上昇を口にした。

 昨年から7連勝中で、マイルG1は4連勝中。12頭立てと頭数は絞られたが、G1馬が半分の6頭。ハイレベルな戦いを制して、世界最強マイラーを証明して見せる。

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2016年6月5日のニュース