【G1馬券顛末記】僕は死にません 小川美咲の優勝を見るまでは

[ 2016年6月5日 17:27 ]

 【6月5日@阪神競馬場】現場記者が出払っているため、普段は社内でデスク業務を担う記者が阪神競馬場へ。この日、阪神芝は重でスタート。6、7Rの芝は「雨のキングマンボ」を地で行くキングカメハメハ産駒連勝。9R前に芝はやや重になったが、9Rの芝もキンカメで堅いのは見えている。人気のキンカメ産駒サトノアッシュが◎、これはもらった…と思いきや、もう1頭の人気薄キンカメ産駒ピエールドリュヌが逃げ切りV。サトノアッシュは3着…だが、そこはそれ世の中にはマルチ馬券という便利な馬券の種類がある。キンカメのワン・スリーを引っかけてゲット。阪神10、11Rを軽く外したものの、勝負はむろん東京11R・安田記念だ。

 ◎はディサイファ。府中芝はやや重→良に替わったが、ともあれ明らかにイン有利のコンディション。ディサイファは4枠(4)番の絶好枠番。(4)1着の馬券は当然仕込むが、少々手広くいくべきと判断した。リアル、モーリス、イスラとそれぞれ2頭軸マルチ。相手にインベタしそうなロゴタイプは入れとかないとね。自分なりに万全の馬券をそろえて、阪神11Rの取材後にウィナーズサークルで安田記念観戦。ディサイファは3番手イン。道中の雰囲気はいいよ、いいよ~。そして直線、武豊ディサイファは外モーリスに馬体を併せに行った。そりゃ相手をモーリスとみていればそうなる。これは3着あるか?あ、でもラチ沿いぴったりのロゴタイプの脚色が衰えない。悪いヨカーン。そのままスイスイとロゴタイプが押し切り、モーリスが力ずくで2着。ディサイファは力尽き3頭に差され6着。あの時インのロゴタイプに併せに行ってたらどうやったやろ? むろん言っても仕方ないことだし、外に併せに行った判断は間違っていないわけだが。失意の安田記念が終わっても、記者はまだ終わっていない。別府競輪記念決勝があるからだ。狙いは新山(しんざん)響平だ。シンザン、頼むぞ――。

 こちらも素晴らしい先行を打ったが、ゴール前で力尽きて4着。ああ、もうオレ死ぬ…と思ったところでスマホが震えた。ツイッターに、以前取材した記事(https://logirl.favclip.com/article/detail/5724901507858432)に対して、ガールズケイリン小川美咲ちゃんから「先日はお世話になりました!ありがとうございます」とお礼リプが飛んできた!

 エエ娘やわ~。まあ美咲ちゃんからすれば含みゼロの単なるリプライなわけだが、そのとき砂漠のように乾いた当方の心にはお礼の気持ちが砂が水を吸い込むようにしみいった。めっちゃ癒される~。このリプでオレ、まだ生きることに決めました。美咲ちゃんの優勝を見るまでは死ねない!(仙波 広雄)

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2016年6月5日のニュース