【伊東・全プロ選手権】武田差し切りV

[ 2016年5月23日 05:30 ]

4回目のSPR賞優勝を飾り賞金ボードを掲げる武田

 「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」の最終日が22日、伊東競輪場で行われた。12R・スーパープロピストレーサー賞(SPR賞)は平原康多の逃げに乗った武田豊樹(88期)が抜け出して優勝。賞金315万円(副賞含む)を獲得した。

 昨年のグランプリ覇者の浅井、MVPの新田をはじめ豪華メンバーで争われたSPR賞。平原―武田―諸橋の関東勢が結束してレースを支配した。「平原君の強さを知っているし何度となく連係している。(平原君を)全面的に信頼した」。武田が番手戦の仕事をこなして4回目のSPR賞優勝を飾った。

 今年初戦の和歌山記念で落車。リズムを取り戻せず、直前の平塚記念を終了して今年は3勝、優勝はゼロだった武田。しかし、初めて走った伊東競輪場で2連勝。「今年後半戦は松戸、富山、前橋の33バンクがビッグレースの舞台。スピードレースに対応できるように」。巻き返しに向けて、きっかけもつかんだ。

 23日は第25回寛仁親王牌(10月=前橋)の出場権、初日シード権を懸けた「第63回全日本プロ選手権自転車競技大会」(車券発売なし)が引き続き伊東競輪場で開催される。

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2016年5月23日のニュース