【米・プリークネスS】武豊ラニ健闘5着 ラスト1冠へ剛脚手応え

[ 2016年5月23日 05:30 ]

米クラシック「プリークネスS」で5着と健闘した武豊ラニ

 米クラシック第2戦「プリークネスS」が21日(日本時間22日朝)、ボルティモアのピムリコ競馬場で行われた。日本馬として同レースに初出走した武豊騎乗のラニ(牡3=松永幹)は5着に健闘。デザーモ騎乗のエグザジャレイターが優勝。2冠を狙ったケンタッキーダービー馬ナイキストは3着に敗れた。

 序盤は先行馬群から10馬身以上後方にポツンと1頭離されたラニ。3~4角で進出し馬群に取り付いて直線に向くと、何度か内外に振られながら最後は剛脚を発揮。上位馬には及ばなかったが、直線の伸び脚は群を抜いていた。「ゴール板を過ぎてから先頭に立ったように、最後はいい脚を使ってくれた。差のないレースができた」と松永幹師。

 武豊も「次のベルモントS(6月11日、ベルモントパーク)は距離も延びて競馬場も広くなり、この馬のベストパフォーマンスを発揮できる。ここ2走の経験を生かしたい」とラスト1冠制覇へ手応えを感じた一戦だった。

 なお、武豊は24日に仏G1「イスパーン賞」(シャンティイ)でエイシンヒカリに騎乗する。

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2016年5月23日のニュース