【UAEダービー】武豊騎乗のラニが優勝、Kダービー参戦へ

[ 2016年3月26日 22:52 ]

UAEダービーで優勝した武豊騎乗のラニ(中央)=AP

 さすが世界のユタカだ!!ドバイ国際競走が26日、メイダン競馬場で行われ、7頭立てのうち日本馬3頭が占めた4RのUAEダービー(G2、ダート1900メートル)は、武豊騎乗のラニ(牡3=松永幹)が快勝した。同レースの日本馬Vは初の快挙。

 スタート直後は、まさかの出遅れ。つまずいて厳しい形となり、序盤は最後方からの追走となったものの、徐々に前団へ進出。直線では力強い差し脚を発揮して、先頭に躍り出た日本のユウチェンジをかわし、さらに大本命ポーラーリバーの追撃も封じて優勝した。同レースの日本馬Vは初めて。陣営は戦前から「今回2着以内なら米3冠レースに挑戦する」と語っており、この快勝劇でケンタッキーダービー(5月7日、米チャーチルダウンズ、ダート2000メートル)挑戦が現実味を帯びてきた。

 鞍上の武豊は「道中の手応えは良かったし、直線でも届いてくれると思った」とコメントした。生産者の前田幸治ノースヒルズ代表は「UAEダービーは夢だったので凄くうれしい。もちろんケンタッキーダービーに行く。アメリカでもぜひ勝ちたい」と話した。

 なおユウチェンジ(牡3=森)が3着、オンザロックス(牡3=森)は5着だった。

 ドバイゴールドカップ(G2、芝3200メートル、11頭立て)に出走した秋山騎乗のネオブラックダイヤ(牡8=鹿戸)は好位追走も伸びず8着に敗れた。

 ▼秋山=展開は絶好だったが、最後は海外の馬が強かった。

 アルクオーツスプリント(G1、芝1000メートル、13頭立て)に出走した武豊騎乗のベルカント(牝5=角田)はスタート直後から行き脚がつかず、後方のまま12着に敗れた。

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