さあ次は中央初勝利だ!菜七子 中山で土曜4鞍+日曜5鞍に騎乗

[ 2016年3月26日 06:45 ]

浦和競馬での2勝から一夜明け、0度まで冷え込んだ美浦トレセンで調教に励む藤田菜七子

 24日の浦和競馬でデビュー初勝利とともに、1日2勝と大活躍したJRA16年ぶりの新人女性騎手・藤田菜七子は26日、中山競馬場で待望のJRA初白星を目指す。

 25日朝は0度の厳しい冷え込みの中、午前6時の開門と同時に馬場入り。多くの厩舎関係者から「おめでとう!!」の祝福を受け、時折笑顔で応える一方で真剣な表情で調教に励んだ。24日の浦和騎乗後は早速、両親に電話連絡した菜七子は「本当にうれしかったです。両親も“おめでとう、良かったね”と言ってくれました」としみじみ喜びに浸った。もっとも浮かれた様子はなく、さらなる高みを目指している。菜七子は「いろいろな競馬場でたくさん乗せていただき、感謝しかありません。もっと勉強していきたい」と誓う。

 中山で騎乗する今週は土曜4鞍、日曜5鞍の計9鞍に騎乗。土曜2RではJRA初騎乗で2着に食い込んだネイチャーポイントに騎乗。根本師は「おそらく1番人気になるでしょう。ただ蛯名やルメールなど名手もいる。力で上の馬もいる。そう、簡単ではない。それでも、頑張ってほしい。ここからが、新たな第一歩」とエールを送る。待望のJRA初勝利を目指し、春の上昇気流に乗った菜七子から目が離せない。

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2016年3月26日のニュース