【オーシャンS】スノードラゴン 侮れぬ8歳の底力

[ 2016年3月3日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=2日】春の日差しで暖かさが増した午前10時前。小田は坂路テレビにくぎ付けになっていた。オーシャンSで復帰する14年JRA賞最優秀短距離馬スノードラゴンだ。画面越しでも一発で分かる真っ白な馬体。4F54秒0~1F12秒6。14年12月香港スプリント8着後、脚部不安で約1年3カ月近くの長い休養になったが、ブランクを感じないパワフルな走りだ。

 騎乗した主戦・大野は「先週しっかりやったので馬なり。良かったですよ。息遣いもいい。重め感もない。休養前と比べても、ちょっとプラス程度で出られるのでは?」と笑顔が返ってきた。1月15日に帰厩後はプールと坂路を併用で乗り込んだ。

 一昨年の高松宮記念2着、スプリンターズS制覇の大活躍は印象的だ。大野&高木厩舎といえば、ホワイトフーガ、サウンドトゥルーの名コンビでもある。常識的には、先に控える高松宮記念のステップ!?と考えるべきかもしれないが、小田は8歳古豪の底力は侮れない…と感じていた。

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2016年3月3日のニュース