【チューリップ賞】ラベンダーヴァレイ 戸崎確かな手応え

[ 2016年3月3日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=2日】もはや関東から騎手が駆け付けることは珍しくない。朝一番の調教を終えた後、寺下がスタンド1階の騎手控室に入ると戸崎が関西のジョッキーと談笑中。チューリップ賞でコンビを組むラベンダーヴァレイの調教に騎乗するためだ。

 CWコースでベルフィオーレ(5歳1000万)を2馬身追走。懸命になだめながら差を詰めていくと、馬なりのまま1馬身半先着した。引き揚げてきた鞍上に感触を聞くと「久々の感じもしないし、フットワークが軽くなっている」と笑顔。デビュー2戦で手綱を取り、相棒のポテンシャルは把握している。「前走(赤松賞5着)は体が減っていた影響もあるが、力んでいたからね。能力は引けを取らないし権利(3着以内)を取りたい」と締めくくった。

 同じ賞金400万組は外回り開催の過去9回で8頭が本番への出走権を獲得。今年はこの馬が“ダークホース”になりそうだ。

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2016年3月3日のニュース