【シンザン記念】良血アストラエンブレム 繊細さは母譲り

[ 2016年1月8日 05:30 ]

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、シンザン記念にアストラエンブレムで挑む小島茂師を直撃した。

 ――アストラエンブレムの前走(サウジアラビアロイヤルC3着)は少々発汗していた?

 小島茂師 パドックで少し気負ったのは事実です。でもレースへいって影響するほどの発汗ではなかったと思います。

 ――スタートはデビュー以来、最も良かった。

 もともとゲートの中で駐立しないため遅れてしまっていました。少しずつ駐立するようになってきたし、この中間の練習でもしっかりこなせているので今はスタートの心配はしていません。

 ――直線はよく伸びて差を詰めました。

 ただ手前を替えるあたりから少しフォームがバラバラになってしまったため伸び切れなかったという印象です。

 ――未勝利勝ちの時はなかなか手前が替わらなかったし、そのあたりはまだ幼い?

 幼いというかまだ体が緩いせいだと思います。ただ、普段の調教では普通に替えているし、気になるほどではありません。

 ――この時期に関西へ輸送させる意味を教えてください。

 中京でデビューさせた時は特に問題はなかったし、先々を考えてもチャレンジさせるつもりで関西圏で使うことにしました。輸送競馬もこなしてくれると信じています。

 ――新馬戦から3走、体が減り続けている点はどうでしょう?

 今回も輸送が入るので大きく増えるということはないと思います。ただ、カイバはしっかり食べているので大丈夫だと思うのですが…。

 ――母ブラックエンブレム、兄ブライトエンブレムという厩舎ゆかりの血統。

 繊細な部分はお母さんに似ているかもしれません。良血馬らしく乗り味は厩舎でも1、2を争うくらい。競馬へ行ってその良さが出ることを祈っています。

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2016年1月8日のニュース