【住之江グランプリ】山崎智也が制覇、愛娘に捧ぐSG10冠

[ 2015年12月23日 16:48 ]

篠原信一(左)と握手するグランプリ優勝の山崎智也

 ボートレース最大の祭典「SG第30回グランプリ(GP)」は23日、大阪・ボートレース住之江第12Rで優勝戦が行われ、1号艇・山崎智也(41=群馬)がイン逃げを決め、12年の同大会以来、2度目のグランプリ制覇を果たし賞金1億円を獲得した。通算では10度目のSG制覇となり、“艇王”植木通彦(引退、現やまと学校校長)に並んだ。

 連覇を狙う6号艇・茅原悠紀(岡山)が前付けから2コースに進入するも、山崎がインを主張。地元の2号艇・石野貴之(大阪)はカド受けの3コースに構えた。ダッシュ勢は3号艇・毒島誠(群馬)、4号艇・池田浩二(愛知)、5号艇・篠崎元志(福岡)の並びとなった。

 山崎はインからコンマ14のスタート。3コースの石野がコンマ12のトップスタートから、まくる構えを見せるも、2コースの茅原がこれをブロックした。茅原を壁にした山崎は、そのままイン逃げを敢行。石野がまくり差し、毒島がツケマイを仕掛けたが不発に終わり、山崎が華麗なターンでイン逃げを決めた。
 
 2番手は毒島と石野の争いとなり、2周1マークで石野のツケマイをしのいだ毒島が2着を確保。群馬支部のワンツーフィニッシュとなった。石野は見せ場を作ったが3着だった。

 山崎は、5月のオールスター、6月のグランドチャンピオンに続く今年3度目のSG制覇。レース直後のインタビューでは「今年は俺の年」とほほえんだ。今月9日には元選手の妻・奏恵さんとの間に愛娘が誕生しており、「今夜は長女の髪を乾かして、赤ちゃんを抱っこしたいです」とうれしそうに語った。

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