【カペラS】キクノストームが重賞初V 急成長に内田「びっくり」

[ 2015年12月14日 05:30 ]

カペラSを制したキクノストーム(14番)

 「第8回カペラS」が13日に中山競馬場で行われ、3番人気の内田騎乗キクノストームが大外から追い込んで快勝。3度目の挑戦で重賞初制覇を飾った。

 1年ぶりにコンビを組んだ内田が満面に笑みを浮かべながら引き揚げてくる。「スイッチが入ってからの体の使い方が凄く良くなっていた。1年でこれほど成長するのも珍しい」。昨年11月の霜月S(4着)以来の騎乗。その大きな変化に「びっくりした」と繰り返した。

 前半3F32秒5の乱ペースを後方14番手待機。直線に入ると猛然とストライドを伸ばし、先に抜け出したカジキを図ったように首差かわした。「最後はグンと伸びてくれた。どういう競馬をすればいいのか、馬が分かっている」と6歳のベテランホースに信頼を寄せる。

 次走は未定だが「ペースが遅いレースでも外を回って自分から動いていけばいい。どんな展開でも必ず伸びてくる」と絶賛していた。

 ◆キクノストーム 父スタチューオブリバティ 母シラー(母の父ファビュラスダンサー)牡6歳 栗東・吉田厩舎所属 馬主・菊池五郎氏 生産者・北海道浦河町の高村牧場 戦績36戦7勝 総獲得賞金1億4690万5000円

続きを表示

2015年12月14日のニュース