【天皇賞・秋】スピルバーグ連覇へ気合十分“体調昨年くらい”

坂路併せ馬で追い切るスピルバーグ（右）

　連覇が懸かるスピルバーグは坂路での最終調整。１馬身先行したシェーンメーア（５歳５００万）に馬なりのまま併入した。派手なアクションはなくても、闘志を内に秘めた気合十分の走り。感触を確かめた北村宏も「（天皇賞の前に）一度使えて良かったな…と思える感じになっている」と上々の感触を伝えた。

　前哨戦の毎日王冠は鞍上が押しても進まず、後方のまま１０着。藤沢和師は「忙しい流れじゃないのに、馬がのんびりとしてついていけず。休み明け？そうかもしれない」と、英国遠征（プリンスオブウェールズＳ６着）帰りで約４カ月ぶりの実戦だったことを敗因に挙げる。

　巻き返しに向け、１週前追いでは刺激を与えるためにブリンカー装着。師は「昨年くらいの体調にはなっている。ブリンカーは（馬が）いらないと（笑い）。東京でしか頑張ってくれない馬。今度は何とか」と一変を期待していた。