【東京新馬戦】注目の高額馬キングオブアームズ“これは相当な方”

東京でデビューするキングオブアームズ

　素質馬が集結した東京土曜５Ｒの新馬戦。藤沢和師が送るキングオブアームズ（牡、父ディープインパクト）が注目の的だ。

　１３年セレクトセール当歳セリで９８７０万円（税込み）の高額価格で落札。美浦入厩後は坂路主体で入念に乗り込み、日曜１１日は坂路４Ｆ５５秒７～１Ｆ１２秒７（馬なり）で先輩スーパームーン（６歳オープン）に胸を借り、互角に併入。１４日の最終追いは同４Ｆ６１秒０と軽く流したが、力強い動きは目を引く。

　藤沢和師は「今までたくさんいい馬を預からせてもらったが、これは相当な方だと思う。性格は穏やかで賢い。体もしっかりしているし、古馬相手に負けずに動いている」とホレ込んでいる。

　母アーマインは、０７年米Ｇ１・アップルブラッサムＨ（ダート８・５Ｆ）の優勝馬。国内を席巻する父からは瞬発力も譲り受けた。１５日に早々と東京入りして、盤石の態勢を整えている。