【秋華賞】ディープジュエリー 国枝師「京都の内回りなら大丈夫」

[ 2015年10月16日 05:30 ]

国枝師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、秋華賞にディープジュエリーで挑む国枝師を直撃した。

 ――ディープジュエリーですが前走(ローズS7着)は約4カ月半ぶりの競馬ながら前走比マイナス2キロの486キロ。

 国枝師 仕上がり自体も良かったけどシルバーウイークの影響で輸送が通常より3時間ほど余計にかかってしまいました。それが響いたかもしれません。

 ――その分、最後にいつもの末脚が不発?

 流れとしては差し馬向きになったけど、道中、かんでいた分、最後に伸びてくれませんでした。

 ――レースを終えてそのまま栗東入り。厩舎の先輩格でこのレースを勝っているアパパネと同様ですね?

 直前の輸送を短くしようと考えたら美浦に戻す手はありません。

 ――肝心の状態はいかがでしょう?

 栗東入りしたばかりの時はレースの影響もあったのか多少カイバ食いが落ちたようです。でもその後、厩舎の他の馬も入厩してから落ち着きを取り戻し、カイバも食べています。

 ――スタートがそれほど速くないのは折り合いを考えるとかえって良い?

 ポンと出ると掛かってしまいそうだけど、この馬の場合、ゆっくり出ますからね。ジョッキーには掛からないように後ろからポツンと行くなど思い切った競馬をしてもらうことになるかもしれません。

 ――1ハロン延びて2000メートルになる点はどうでしょう?

 正直距離はギリギリかと思います。ただし、京都の内回りなら大丈夫なのではないでしょうか。

 ――もう1頭、ホワイトエレガンスも前走(紫苑S2着)で権利をとりました。

 こちらはディープジュエリーより遅れて栗東入りさせました。輸送の影響か入厩した当初は少し体調を崩したようですが今は問題ありません。

 ――ここにきて成績が安定してきました。

 やっと調教の良さを実戦でも出せるようになってきました。

 ――レース運びが上手な馬。

 こちらは自分で競馬をつくれる馬。相手はさらに強化されるけど2頭とも期待していますよ。

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2015年10月16日のニュース