【秋華賞】ミッキークイーン上昇 直線手応え、軽く仕掛けて11秒7

[ 2015年10月16日 05:30 ]

オークス馬ミッキークイーンはウッドで単走、豪快なフットワークで好時計をマークした

 オークス馬ミッキークイーンもCWコース単走でラスト11秒7。ローズS2着からの逆襲Vに向け上積みの大きさを見せつけた。

 オークス馬ミッキークイーンが叩き2走目で上昇ムードを漂わせた。最終追いはCWコース単走で半マイルから。徐々にエンジンを噴かしながら手応え十分に直線を向くと、軽く仕掛けられてラスト11秒7。1週前追いに浜中がまたがり、レース当週に岩崎助手が騎乗するのはいつものパターン。岩崎助手は前走時との感触の違いを口にした。

 「この前は休み明けで緩い感じがしたんですが、ギュッと締まってグッと良くなりました。ゴール板を過ぎた後も気持ち伸ばして、本当にいい動きでした」

 池江師も「もともと細いし、(馬体重の)数字は、それほど変わっていません」と前置きしつつ「張りが出てきて中身が違います。体調もアップしています」と目を細めた。

 始動戦のローズSはタッチングスピーチの2着に敗れた。ただ致命的な出遅れがありながら、メンバー最速の末脚を繰り出したレースぶりは負けて強し。「いつも一生懸命走るし、無駄な力を使わない。それがしまいの脚につながって、安定して走ってくれる」と浜中の信頼は揺るがない。デビュー当初からポテンシャルの高さにほれこみ、オークスを制したときも「この馬の力を証明できた」と誇らしげだった。本番で女王の貫禄を示すつもりだ。

 京都内回りで直線が短くなるだけに「スタートを決めて流れに乗れるかどうか。中団ぐらいにつけられれば」と実戦での戦法を思い描く。池江師はスタート対策について「ゲート練習ではソワソワしないんだけどね。馬も練習だと分かっている。だから普段からストレスをかけないようにやってきました」と明かし、浜中も「ゲートは良くも悪くも春と変わっていませんが、オークスのときぐらい出てくれたら」と祈る思いだ。スタートを決められれば、2冠の道は大きく開ける。

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2015年10月16日のニュース